こんにちは。久々の登場、コバヤシです。
めっきり梅雨の季節ですね~
東田エコクラブのゴーヤやブドウたちも恵の雨に大喜び。
人間にとっては少し蒸し暑い季節の到来です。
クールビズで乗り切りましょう!
さて、現在環境ミュージアムでは、「世界を変えるデザイン展」を開催中です。
“デザイン”とは一見、現代的でファッショナブルで消費社会でのみ、
その価値を発揮するもののように思えます。
しかし、デザインには世界を変える力がある。
それを証明するプロダクツを紹介しているのが、この「世界を変えるデザイン展」です。
一つ一つのプロダクトには、デザイナーの想いや製作に至った背景など、
様々なストーリーがあります。
どれも興味深いものばかり。
市内にお住まいの方は、ぜひぜひ足を運んで頂き、
実際のプロダクツを手に取って、使って、体験していただきたいのですが、
遠方の方やどうしても来ることが難しいという方のために、
このブログで紹介していきたいと思います。
里山を考える会のHPでも、いくつかのプロダクツを紹介していますので、ご覧ください。
記念すべき第1回目の紹介プロダクトは、、、
『PeePoo(ピープー)』
Pee とは、英語の幼児語で「おしっこ」、Pooは「うんち」の意味。
全世界の40%にあたる約26億人の人々がトイレを使用出来ない現状。
ケニアのスラム街では排泄物をビニール袋に入れ、屋外へ放り投げる「フライングトイレット」という習慣があり、
常に不衛生な状態です。
充分な処理のされていない排泄物は水質汚染を引き起こし、それによる感染症の蔓延から、
15秒に1人の割合で子どもたちが亡くなっています。
そんな課題を解決すべく、スウェーデンのPEEPOOPLE社が開発した、
ポータブルかつローコストの簡易便器がこのプロダクトです。
14X38cmの掌サイズで、排出物が汚染しないような多層構造になっています。
外側のデザインもまるでラッピング袋のようにお洒落ですよね。
安全に地球に還すことができます。また、袋の内側は無害な尿素でコーティングされており、この尿素が便や尿と触れることで酵素を分解させ、アンモニアと炭酸塩になる仕組みです。
バクテリアやウイルスなど病気をもたらす便の有機体は2~4週間で不活性化され、高品質な肥料に変わります。
栄養たっぷりのこの肥料は作物の成育に適していることから、
収穫も増え、市販の化学肥料よりも安価で安全です。
また、高付加価値の肥料として取引されるため、住民の収入源としても期待されています。
Peepooが画期的なのは、水がいらないトイレを実現したこと。
すぐにトイレ不足の課題を解消することができます。現在インドやバングラディッシュ、ケニア、ネパールで試験的に販売されているそうです。
課題に対する策は、必ずしも最先端の技術にのみあるわけではない。
ローテクでも、知恵を絞り発想を転換することで、問題解決に繋がることをこのプロダクトは示しています。
全てはこの笑顔のために^^
うーん、2~3週間で不活性化→高品質な堆肥。凄く試してみたい!! 「いつ、どこで?」 それが問題ですが・・・
この画期的なプロダクトを見てみたい方は、是非環境ミュージアムへ!
5.25(金)→6.30(土)
開館時間9:00〜17:00(休館日:月曜日)
入場無料 7.6(金)→7.30(土)
北九州市エコライフプラザ
アクセス→http://www.ecolifeplaza.com/gaiyou/gaiyou.htm
開館時間 10:00〜19:00
8.2(火)→8.31(金)
山田緑地
アクセス→http://yamada-park.com/access.html
開園時間 9:00→17:00(休園日:火曜日)
入場無料