2012年6月29日金曜日

世界を変えるデザイン展~プロダクト紹介〜vol.5~

世界を変えるデザイン展、プロダクト紹介ももう5回目です。

そして北九州市環境ミュージアムで世界を変えるデザイン展が見れるのも30日まで!
つまり明日まで!
 まだ見ていない方は是非足を運んでみて下さいね!


さて。
今回はひとつのエネルギーにスポットを当てたプロダクト数点をご紹介します。

現代の私たちの生活において、電気とはとても身近なものです。
しかし一方では、世界の約16億人(世界人口の4分の1)が、電気をつかえないという状況にあります。
この人たちの多くは電気に代わり、熱源や灯りを薪に頼って生活しています。

薪に頼る事は、使う人にとっての大きな負担(コスト面や体力面)になってしまうし、使い続ける事で森林伐採が進み、後に森林の砂漠化などの問題も出てきます。
生活に便利な機材を導入できたとしても、電池を買いにいく時間に一日の大部分を奪われ、他の事をするのに必要な時間が確保できないというケースもあります。



電気の供給や、燃料確保の負担軽減、後の砂漠化防止、
それらの課題にチャレンジする、
太陽光エネルギーを使ったブロダクトがたくさんあります。

世界を変えるデザイン展では、一つの家の電力をまかなうような高価で規模が大きいものではなく、小さくて気軽に使える簡単なものが多く展示されています。


まずはコチラ!
補聴器のための電力を太陽光発電でまかなう
Solar Aid(ソーラーエイド)というプロダクト。
手のひらサイズで耳のような形です。
 色もオレンジでかわいい!

プロダクト上部にソーラーパネルがついています。
その左下の穴に、補聴器をさして補聴器を充電します。


このSolar Aidを使う事で、補聴器の電池代もまかなえるし、電池を買いにいく交通費も節約になります。



次に「d-lightというプロダクトです。
このd-lightにはいくつかのシリーズがあり、それぞれ仕様が違います。

これは小さなタイプで、プロダクトの頭の部分にソーラーパネルがついています。


下の透明な部分にLEDライトが入っていて、フル充電で8時間もライトがつきます。
筒状のライトなので360度照らす事ができ、取っ手がついているのでそのまま手に持ったり、軽いので天井や壁にひっかけたりする事もできます。
明るさが強弱で二段階あり、強だと仕事や勉強、料理時に使え、弱だと暗い夜道を照らすなど用途によって明るさの調節が可能です。



こっちはライトとソーラーパネルが分かれているタイプです。
一日フル充電すると、なんと12時間も点灯します。
明るさの強弱は4段階で、勉強、仕事、ベッドサイドの灯りと使い方は様々です。
また、このタイプは照明だけではなく、太陽光発電してできた電気で携帯電話なども充電できる!なんて機能も付いています。



照明があるだけで、電気が無くて夜は寝るしかなかった人々でも、夜に勉強したり料理をしたりと有効に時間を使う事ができます。
 

The sun shines upon all alike.
太陽は万人を平等に照らす

なんて英語のことわざもあるみたいです。
太陽の光はみんなに平等で、そして再生可能なエネルギーです。
そんな太陽のパワーを借りて、持続可能な世界に変える。
そんなプロダクトたちでした。


北九州市環境ミュージアムの次は北九州市エコライフプラザにて展示を行います。
小倉付近にお住まいの方は是非エコライフプラザで!

「世界を変えるデザイン展」 

[運営]NPO法人 里山を考える会
詳細→ http://www.satoyama.cn/news/1206_1.html
 5.25(金)→6.30(土)
 北九州市環境ミュージアム 
 アクセス→ http://eco-museum.com/access.html
 開館時間9:00〜17:00(休館日:月曜日)
 入場無料 

 7.6(金)→7.30(土)
 北九州市エコライフプラザ
 アクセス→http://www.ecolifeplaza.com/gaiyou/gaiyou.htm
 開館時間 10:00〜19:00

 8.2(火)→8.31(金)
 山田緑地
 アクセス→http://yamada-park.com/access.html
 開園時間 9:00→17:00(休園日:火曜日)
 入場無料